クレジットカードと貸金業法

クレジットカードによる取引では、消費者は様々な法律によって守られ、
クレジット業者は制限されています。

キャッシングに関わる部分については、クレジットカードは、
「貸金業法」の適用を受けることになります。

貸金業法とは、消費者と業者間にある「格差」を是正するため、
いわば「消費者保護」の観点により業者の活動を大きく規制するための法律であり、
そこに違反すると厳しい罰則が科せられたりもします。


クレジットカードのキャッシングとは、通常の貸金業者が行うのと同様なものですが、
利用者に対してクレジットカード会社が提供する短期で無担保の小口融資のことですね。

キャッシングサービスには、
支店サービスカウンターの窓口などでの貸付、
郵便・電話による申し込み、そしてCD・ATMの利用などがあります。

貸金業法はそもそも議員立法によって成立したもので、1983年に制定されています。
この当時は「貸金業の規制等に関する法律」という名称で呼ばれていました。

「貸金業が我が国の経済社会において果たす役割にかんがみ、貸金業を営む者について登録制度を実施し、その事業に対し必要な規制を行うとともに、貸金業者の組織する団体を認可する制度を設け、その適正な活動を促進することにより、貸金業を営む者の業務の適正な運営を確保し、もつて資金需要者等の利益の保護を図るとともに、
国民経済の適切な運営に資することを目的とする」(法1条)

という趣旨をもって制定されたものです。

当時、高利の貸金業者による無謀な取り立てが利用者を苦しめ、
大きな社会問題となっていたことを背景に誕生したものです。

過剰な貸し付けや、非人道的な厳しい取り立て、高すぎる金利などを規制し、
消費者と出来得る範囲で対等な取引をしていこうというために一方当事者に債権者に規制をかけていった法律です。

現在は、2006年の法改正により「貸金業法」と名称変更され、
内容も変わってきています。

改正法のトピックはいくつかありますが、
目玉は「グレーゾーン金利の撤廃」でしょう。

この貸金の金利に関わる法律としては、いわゆる「出資法」と呼ばれる、
「出資の受入れ、預り金及び金利等の取り締まりに関する法律」と、「利息制限法」があります。

この「グレーゾーン金利」とは、
利息制限法での無効金利と刑事罰が科せられる出資法違反での上限金利ギリギリのラインに囲まれた金利帯のことを言います。

さらに、貸金業規制法43条に規定されている「みなし弁済」規定で、
複雑かつ曖昧な状態になっていましたが、改正法によってみなし弁済規定を削除し、
出資法と利息制限法を改正しグレーゾーン金利自体を撤廃しました。

もちろん、この法改正によって新たな問題が生じていますが、
消費者保護への大きな前進になっているのは間違いありません。

欧米ではこういった価値観が底辺にあるため、
クレジットカード社会とも言えるでしょう。

コメントを残す

コメントを投稿するにはログインしてください。

サブコンテンツ

このページの先頭へ